やってきましたね、フルーツの秋！
柿や梨などもありますが、なんと言っても「ブドウ」でしょ！(僕は)ブドウ食べないと秋が始まらないぐらい、秋フルーツの代表格ですね(^^♪
さらに最近はマスカットも大人気ですね、シャインマスカットが美味しすぎるから（笑
僕も２年前に山梨いって、初めてシャインマスカット食べたんだけど、「美味しすぎる…」と言いながらバクバク食べました。 やっぱり現地の完熟は格別だなと改めて感じました。
皆さんもコロナには気を付けつつ、ぜひ足を運んでください！

というわけで、今回は美味しすぎるブドウの世界をご紹介します。
ブドウの他の記事はこちらになります！
【秋のエリートフルーツ「ブドウ」、おすすめ品種6選！】
【ブドウの栄養、選び方と保存の仕方】

ブドウとは

ブドウはみなさんご存知ですよね、食べたことある人も多いでしょう。
ブドウ目ブドウ科ブドウ属のつる性落葉低木。英語はgrape、学名はVitis。 房状の実をつけます。
昔から食用栽培が盛んで、紀元前3000年にはすでに栽培されていたようです。生食はもちろん、ワインや干しブドウ、ジュースなど様々な形で利用されてきた歴史があります。
日本では、鎌倉時代に現在の山梨県甲州市勝沼で栽培され始めました。現在も山梨県はブドウとワインの名産地ですね。
ワインも最初は日本産というだけでフランス産とかのブランドに負けるイメージを持たれていました。ですが、今は栽培法や醸造法の科学が発達して、日本産ワインも負けないほどの美味しさになっています。

分類

ブドウは品種名で売られてる場合も多いですね。歴史もあり味覚に優れることから、ブドウは果物の中でも品種が多いです。世界では10000種、日本では100種以上あり、メジャーなものでも50種ほどあるようです。
分類も結構複雑でして、分類項目には色、香り、遺伝子（系統）などがあります。匂いはすぐにわからんよね(^^; 見た目で味が想像しやすい色の指標が一般的かな。
twitterで『葡萄の家系図』ってゆう凄いの見つけた笑 twitter 豊洲市場ドットコム@tsukijiichibaより

色

色はわかりやすくて、巨峰などの黒ブドウ、シャインマスカットなどの白ブドウ（実際は黄緑）、デラウェアなどの赤ブドウに分けられます。

香り

香りは、フォクシー臭とマスカット臭に分けられます。
マスカット臭はそのままマスカットの爽やかな香りで、フォクシー臭がいわゆるブドウの匂いです。豆知識ですが、なんでフォクシー臭ていうかわからんらしい(^^;　そのまま訳すと狐臭なんだけど、フォックスさんが名付けた匂いってゆう説もあるみたい。なんて曖昧な！（笑　でも、ワインで香りを楽しむように、ブドウの品質には「香り」ってとても大事なんです。
ワインの話になるけど、日本とアメリカではフォクシー臭のワインが好まれて、ヨーロッパではマスカット臭が好まれるみたい。食文化による味覚の違いが大きいと思うけど、ヨーロッパで日本のワインが好まれないのは匂いが原因なんですね。
とはいっても最近は良い評価をされる日本ワインも増えてて、ワイナリーが頑張っています(^^♪ まあ個人的には日本のワイン好きだし、味覚の違いはどうしようもないんじゃないかと思ってしまいます…(^^;

遺伝子

ブドウは野生種が各地にあって、もちろん土地によって味が大きく変わるので、どの原産地の特徴を受け継いでいるかも分類に使われます。 具体的には、西アジア種（ヨーロッパブドウ）、東アジア種（マンシュウヤマブドウなど）、北米種（アメリカブドウ）があります。
しかし、とてつもなく長い歴史の中で何度も掛け合わせが行われているので、だんだん原産地の意味はなくなってきてますね。

ブドウとマスカットとの違いとは

さてさて今日の本題へ、ブドウとマスカットの違い、わかりますか？葡萄は黒っぽくて、マスカットは白だから色？
ざんねーん、「甲斐路」という品種は赤いマスカットと呼ばれるので、白くなくてもマスカットはあります！！

日本では白ブドウの「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が長いこと人気だったのもあってマスカット＝白ブドウという印象があるのだと思いますが、 「赤いマスカット」で検索したら、実は結構でてきます(^^;

答えは。。。遺伝子です！そして「マスカット」はブドウの中の１品種になります。ややこしいけど、マスカットはブドウだが、ブドウはマスカットとは限らない、ということですね。マスカットかブドウかというのは間違いで、ブドウの中でマスカットかそうじゃないか、が正確ですね(^^;

ヨーロッパで主流のマスカット品種の血を受け継いでいるのがマスカットになります。マスカット品種は「マスカット臭」が特徴なので、色じゃなくて匂いのほうがマスカットとその他ブドウの区別がつくかも。
元々のマスカット種は白ブドウなので、マスカットは確かに白ブドウが多いです。 しかし、白ブドウはマスカットかというとそうでもなくて、ワイン原料によく使われる「ナイアガラ」という品種は、果皮は黄緑の白ブドウですが、アメリカブドウが起源であり、マスカットではありません。もちろんマスカット臭もせず、むしろ強いフォクシー臭（一般的な紫のブドウの匂い）です。
ということで、マスカットじゃない白いブドウもあれば、赤いマスカットもあるんですね。 ただ、マスカット品種とマスカットじゃない品種の掛け合わせが増えてきたから、マスカットと名前はついているけど、マスカットの血は半分以下とかもあるので結局曖昧です笑(^^;
いや～奥深いね(・ω・)

いかがでしたでしょうか？やっぱり魅力たっぷりなブドウでした！
ブドウを食べて残暑を乗り越えましょう、ではでは～(^^)/♪