すももは桃よりサクランボに近い?!おすすめ5品種と食べ方

「すもも」と「桃」,名前は似ているけど全くの別物です(・ω・)
メジャーではないけど甘酸っぱいのが人気な果物です。他の人と違う個性的な贈り物にも最適ですね。 品種によるけど,季節的にもお中元にぴったりです! すももって結局どんなの?という人が多いと思いますので詳しくご紹介します!

すももの種類

 すももの語源は「すっぱいモモ」です。でも生物学的には、名前の似ているモモはバラ科モモ属ですが,すももはバラ科サクラ属です。桃よりもサクランボ🍒に近いフルーツなんですね。果実の表面が大きく違うくて,桃は細かい毛が生えていて皮は食べられないですが,すももの表面に毛はないので皮ごと食べられますよ!(とはいえ皮が美味しいかは微妙なのであまり食べません、農薬に注意!)

 そんなすももは,中国原産の「日本すもも」と,西アジア原産の「西洋すもも」の大きく2種類に分けられます。日本すももは「プラム」とも呼ばれ生食に,西洋すももは「プルーン」と呼ばれてドライフルーツに用いられることが多いです。この記事は日本すももをピックアップしますね。
 スーパーで,緑と赤が混じった少し不気味な色の「ソルダム」っていうの見たことありますか?あれがすももの1品種です。よくわからない「ソルダム」より「すもも」って書いたほうが売れると思うのは僕だけ?(-_-)

おすすめ5品種

さて,ここからおすすめ5品種を紹介します!
 すももの品種ってあんまり知らないと思いますが,実は結構あります。 皮や果肉の色が品種によって違うのは面白いですねぇ。 「ソルダム」は安いものが多いけど,個人的には「すもも」をおすすめします(笑

☆大石早生

国内で一番生産されているすももです。スーパーでも7玉600円ほどで見かけます!皮は赤く,果肉は鮮やかなオレンジで見た目が美しいですね。酸味もありますが,甘みもあってとても爽やかな味わいです。すももの中では一番早い時期にでてくる品種で、5月頃から店頭に並びます。

☆貴陽 山梨県

貴陽はデパ地下とか高級スーパーでたまにみかけますね。皮は紫がかった赤色で果肉は半透明なオレンジです。すももの中では大型で,「世界一大きなすもも」としてギネス登録されているのは貴陽だそうです。味は大石早生より甘みが強いです。それにしても貴陽って名前,すもものイメージにめっちゃ合っててかっこいい...horebore

☆峰満イエロー 山形県

「幻のゴールドプラム」と言われ,黄色が美しいすもも。果肉も黄色です。果汁が多くとてもジューシーで,熟した桃のような食感です。9月から旬を迎えるので,夏というより秋の品種ですね。



☆太陽 山梨県

皮は黒紫で果肉は白っぽいオレンジです。果肉の触感が他よりしっかりしていて,甘みが強い品種です。すもも好きにはたまらない濃厚な味わいで,ファンが多いです。

☆月光 山梨県

ごめんなさい,最後の「月光」は食べたことないです。めっちゃ食べてみたい品種ということで載せました。月光は最近の品種で,生産量が少ないということで,一般には流通していません。見た目が芸術的で,赤基調で一部黄色の斑点や線模様が入ります...美しい... 味は「濃厚な甘さと爽やかな酸味のバランス」だそうです笑 食べてみたい!

選び方

 くぼみを中心に左右対称の大きさで,傷やへこみ,皮のめくれがなくきれいなものを選びましょう。 表面の白い粉のようなものはブルームと呼ばれるもので,保護の目的で果実から自然に分泌されている天然物質です。ブルームがついていないものは,扱いが雑だったり,鮮度が悪かったりするので,できるだけきれいにブルームがついているものを選びましょう。

おすすめの食べ方

 すももは熟し具合で味が大きく変わるので,食べるタイミングは気を付けましょう。レビューで酸っぱいと書いてあるのは大体熟す前に食べたからだと思います。果実から匂いがあまりしないときはまだ熟していないので,室温で追熟しましょう。
 食べごろは,赤味が強く(広く)なり,弾力を感じるような感触になったときです。匂いも強くなります。熟してからは長持ちしないので,冷蔵庫に入れましょう。皮付近は栄養があるんだけど,どうしても酸味や苦味が少し残るので,酸っぱいのが苦手な人は皮をむきましょう。
以下,もし余りそうな場合の食べ方をご紹介!

☆すもものムースケーキ

こちらのページに作り方を書いてあるのでそちらをみてぜひ作ってみてください!
【山梨すもものムースケーキ】
ふわふわのムースとすももがとても良くマッチします!

☆すももジャム

作り方・・・砂糖50gとプラム5個(砂糖の約二倍)の果肉を煮込むだけ!甘酸っぱい味わいはパンにのせてもクッキーにディップしても美味しいです。

☆すももシャーベット

作り方...凍らせるだけ!(メロンと同じですいません...) すももは水分が多いのでシャリシャリした食感になります。そのまま手でもって食べても果汁がこぼず食べやすいから,子供も喜ぶでしょう!

すももの産地

おすすめ品種でどの産地が多いかばれてるんだけど...生産量です(^^;)
フルーツ王国山梨!さすがです,尊敬します,住んでみたいです(*‘ω‘ *)
山梨でいつからすももが栽培されているか知っていますか?なんと...江戸時代! そんな古くからあったんですね笑 でも昔のすももは酸っぱくて人気がでず,ウメに取って代わられたみたい。 しかも,今のすももを確立させたのはアメリカの育種によるものだそうで,アメリカに渡ったすももが帰ってきて人気がでたそうです。 日本の育種があまり発展してなかったのかな?

すももの栄養

すももは,運動する人貧血気味の人におすすめできるフルーツです。
 栄養ひとつめ,酸っぱい成分はリンゴ酸やクエン酸といった有機酸です。マラソン選手が練習中にレモンを食べるように,有機酸は疲労回復に効果があります。すももはちみつとか美味しそうですね!
 栄養ふたつめ,水溶性のビタミンである葉酸が摂取できます。葉酸は造血を補助する働きがあるので、貧血や動脈硬化が気になる方におすすめ。
 栄養みっつめ,メロンにも多く含まれているカリウムがすももにも多く含まれています。 カリウムの役割は,塩分を排出しやすくして血圧を下げることです。汗をかく夏は特に不足しがちで、フルーツで補うことで熱中症の防止になります。 メロンでも言ったけど「旬の食べ物を食べるべき」の良い例ですね!また,女性の大敵「むくみ」の解消に効果があります。むくみは塩分過多で起こる症状なので,カリウムを摂取することで改善が期待できます。

ぜひすももを食べて暑い夏を乗り越えましょう(^^)/♪